日々是ダメ人間

　どう見てもエリスがナディを独り占めしたかっただけです。本当に（以下略）　というエリスの一人勝ちエンドで、終始まったり気味な美少女ガンアクション三作目も終了。
　物語の中核は前回で終了してしまったので、今回はエピローグ……なんだけど、結局いつも通りの話だったような気がしないでもない（笑）　まあそれがナディとエリスの日常という話なんだろうけども。

　しかし相変わらずゲストの使い方が前の二作品から持ってきててときめくな（笑）
　序盤でひたすらやられてたオカマさん達がこんな再登場をするとも思ってなかったけど、久川さんがアミーゴ・タコスに就職とか、ローゼンバーグ似の部下（中の人も同じ）でAパート引きとか予想外すぎる。ちょ、やりすぎだ（笑）
　でもハイキックをかます久川さんにメロってる部下にはちょっと萌えた（笑）　久川さんの冗談はちょっとだけ本気だったりしたら面白いなあとか思いつつ、今後はあの部下とよろしくやってくれたらいいですね萌え。

　ともあれ、2クールをゆったり楽しむまったりガンアクションだったなあ。
　最初から最後までそんなゆったりまったりした雰囲気が貫かれていたものの、かといって緊迫感がゼロかと言われるとそーでもない。
　変態分は極端な増減があったものの、ローゼンバーグの鬼のような根回しっぷりがそれなりに終盤を盛り上げてたと思うし。
　あえて不満をあげるならば、立木親子は本当ナディエリのお助けキャラでしかなかったのと、ローゼンバーグにもうちょっと変態分が欲しかったぐらいか。変態ストーカーは大変いい（変態）キャラだったし（笑）
　まあ何よりもエリスのボケっぷりと、ナディのボケっぽいツッコミと右から左へ受け流すスキルの組み合わせが見ていて大変和んだ。
　正直ナディはもう恋愛とかできなさそうだけど（エリスの邪魔が入って）、まあエリナディはそれなりに幸せそうだから別にいいか！（いいのか）　もういいからお前ら籍とか入れちゃえよ！（笑）

　思ったより小さくまとまってしまって残念ですローゼンバーグ（合掌）
　遺跡で待ち受ける変態ラスボスポジションだというのに、ただスーツの上に祭事っぽい衣装をかぶっただけってあーた！　そこは裸の上にかぶってるだけとかでもっと本気で逝っちゃってる感じを出すところだろうが！（それもどうか）
　しかしローゼンバーグの本当の目的が曖昧になって終わってしまったなあ。ナディに「誤解しています」と言ったわりに、エリスを愛している～のくだりは単にエリスを目覚めさせるための狂言ぽいし、結局復讐でいいんだろうか。
　うーん、きっかけは復讐だったけど、今となってはもう目的が手段にすり替わった感じでよくわからない、というところかなあ……。
　それにしても予定調和すぎる最期だった。力の使い方に目覚めたエリスに撃ったところでまるで無意味なわけだし。まーそら「妬ましい」わな（ぉ　個人的には、むしろそこはエリスにじゃなくてナディに言って欲しかった気がしないでもない。＜「妬ましい」
　しかしエリスよ、ナディの決めセリフの「遺言があったらどうぞ」をキメたものの言う暇も与えず撃ってなかったかあれ（笑）　それともあの銃声はローゼンバーグが先に撃った音で、それに反応してエリスも撃った（でもってローゼンバーグの弾はエリスが止めた）という流れなのかしらん。
　まあうん、中盤盛り返しはしたけどやっぱりしょっぱいラスボスだったなあローゼンバーグ。合掌。

　にしてもリリオたんって今回のこのために居たってことか……ちょっとがっくり。もうちょっと魔女関連に踏み込んだ設定を期待してたのになあ（まあ役所としては魔女絡みには違いなかったけども）
　久川さんもちゃんと魔女の力を使えて良かった良かった。そして魔女の総大将じゃなかった議長さんはここに来て急に（文字通り）顔見せしたかと思ったら一人でおいしいとこ持っていきすぎだと思った。

　さて最終回はまるっと1話使ってエピローグですかね。
　個人的にはナディもエリスも魔女の力で生き返ったなら変態ストーカーも生き返らせてやればいいのにとか思ってみる（笑）　まあもう時間経ちすぎてるとか既に埋葬済みとかで無理だろうけども。
　惜しい（変態）キャラを亡くしたなあ本当……（ぉ

　変態ストーカーよ永遠に（合掌）
　それにしても半裸で赤バンダナってどんな格好だよ！（笑）　何がどう似合うんだよ本当ローゼンバーグの感性ってわかんねー！！（ばくしょう）（しかしどこかのタオラーっぽいとか思うとうっかり萌えなくもない）（最低だ）
　まあだがその変態っぷりこそがラスボスとしての風格なので（真下アニメ的には）いいぞいいぞローゼンバーグ。変態ストーカーを抱擁しつつの悪役顔も大変良かったです。
　あと予告でチラっと出てきた儀式風の格好も色々浮いてて素晴らしかった。残り2話、変態ストーカーの分までどんどん変態分を発揮してくれることを期待。
　でもあそこで立木さんを止めたのはきっと後悔することになるぞナディ、とか言ってみる（笑）
　ところでローゼンバーグは二人を旅に出るよう仕向けたと言ってたけど、旅立つきっかけになった1話のばーちゃんもローゼンバーグの仕込み入りだったんだろうか……だったらやだな……（笑）

　立木さんは例の決め台詞が決まって良かったですね。あと変態ストーカーを看取るリリオたんの表情が妙に大人びてて困った。
　にしてもやっぱリリオたんに魔女関連のフラグは無いんだな……ちっ（こら）　つうか立木親子のなれそめ（なれそめ言うな）って謎のままなのかこれ……。立木さんがナディたちを守るとか言い出してるのは、久川さんと同じ理由なんだろうけど。

　そしてナディエリは二人きりでラスボスの元に向かうのでしたーっていやいやナディさんよ、何にせよあんたら追いかけて皆来るに決まってるじゃん（笑）
　だったら何も危険度の高い二人別行動なんぞ取らんでも。もはやそんな二人きりになりたかったのかとか勘繰る他にありません（ぉ（いやま正直なところナディエリにはあんま食指が動かないんだけども）（いやうんそのガチすぎて）（こら）

　いやもナディはどんだけ漢前なのかと。
　ついカッとなってやっちゃうこともあるけど反省もするし謝りもする、以前自分は支えてくれる人が欲しかったから、今は相手を全力で支えに走ってみましたーってどんだけ！
　そらエリスもなびくわなあ。久川さんはエリスに、というよりナディに保護されてるエリスに惹かれたんじゃないのかアレは。
　つーか立木さんのポジションが影が薄いけど時々いいことを言うだけの超絶脇役ポジションになってて吹いた。いやなんていうかリリオたんとの関係とか明かされないまま終了なんですか立木さんは……ええー（泣）

　変態ストーカーがローゼンバーグの企みを打ち破ったーと思ったらもちろんそんなことはなかったという、派手さはないが地味に陰険なラスボスっぷりを発揮するローゼンバーグいいぞもっとや（以下略）
　やっぱあの妙な語りを入れてくるなっちーもやはりローゼンバーグの仕込みだったし、うーんこれは実にいいラスボスですね。
　これで変態ストーカーも再び敵対かあ。僅かな時間だけ奴の望みを実現させといて底辺に叩き落とす、まあ願望実現まではローゼンバーグ的には狙ったものじゃなかっただろうけども、それにしても陰湿なやり口だ（笑）

　しかしラストで唐突に二人がローゼンバーグと対峙してて吹いた。（そこに辿り着くまでの）間も説明もないんかい（笑）　まあ場所はたぶん前回なっちーが言ってた村なんだろうけども。
　てか二人だけで来たの？　久川さんと立木親子はどうしたんだ。立木親子はともかく、久川さんも一緒でもいんでね？（いや同じ車に乗れってわけでなく別の車とかで同行する感じで）

　まあとりあえず残り3話、ローゼンバーグのラスボスとしての散りっぷりが楽しみです（そこか）（そこだろう）

　ローゼンバーグようやっと動いた――！！
　今までさんざローゼンバーグがラスボスとしての自覚が足りない（変態的な意味で）とぶーぶーゆってた私ですが予想以上にラスボスちっくで大変に満足です。
　変態ストーカーのあの腕輪はやっぱローゼンバーグの仕業だったのね。今回の猫捕り物すらローゼンバーグが仕掛けてたと。とするとあのなっちーの昔語りも全てはシグマじゃなくてローゼンバーグの仕業ってことになるのかな。
　おおーいいねいいね小粒だと思ってたら結構やるじゃないですかローゼンバーグ。冒頭の恍惚っぷりで変態分も補充したし（笑）
　で、結局あのメリッサたんは体のいい隠れ家だったってだけ？　いやほんとひどい男だなローゼンバーグ！　だが（ラスボスとしては）いいぞもっとや（以下略）（ぉ

　次回予告でナディが立ってたのでそんな酷い怪我じゃなかったんだなあ。良かった良かった。変態ストーカーもどうせ無事だろうし（笑）
　ここに来てわからないのは立木親子かなあ。てっきりリリオたんも魔女絡みの何かかと思ってたんだけど、エリスの覚醒のアレを見ても反応がなかったから、つまり普通の人間ってことだろか。
　立木さんは立木さんで時々思わせぶりなことも言ってた気がするんだけど、単に親父の哀愁セリフだっただけ……ではないと思いたい。