日々是ダメ人間

　あの最終回は本当うまく作ってあるなーと思っていて、捉え方によってはルル生存説も平気そうな作りになってるのが憎いなあ。想像というか妄想の余地を残しておいてくれるのはほんと嬉しい。
　最初にあのラストを見た時は、何の疑いもなくするっとルルの退場を受け入れてしまっていて（もちろん納得はしたくなかったのだけれども）、なので視聴後にあちこちの感想サイトとか巡っててあっそういう可能性もあったのか！とか一人で驚いていて（笑）
　でも生存説を脳内展開しようとすると（最初に退場の流れを受け入れてしまったせいか）どうもうまくいかないので、とりあえず退場した流れで受け止めておこうと思います。あ、生存説の否定ではないので、むしろ（自分でできない分よけいに）生存ネタとかすっげ読みたいので誰か書いたり本にしたりしてください（笑）

　ルルが退場してしまったんだと思ったのは、刺された後のルルの目が瀕死キャラの描写になっていたことが決め手だったような気がする。仮にコード継承とかで不死になってたらあの描写にはならないんじゃないの？　と思ったので……って、でも別に「不死」っても体が丈夫って意味でなくて、死んでも回復して生き返るって意味だから、不死になっててもあの描写はアリか……とか今打ち込みながら思った（笑）
　あと、最後にナナリーに理解されて愛していますと返されたことで、ルル的にはこれ以上ない満足な終わり方だったんじゃないのかなーってあたりが、ルル退場の流れとして綺麗にまとまっていたなあと思ったのも大きいかなあ。
　圧政からの解放による歓声が響く中で、ただ一人泣き叫んでいるナナリーという構図に心が震えたというか、自分も一緒に泣き叫びたかった。だからこそ、実はルル死んだけど生き返りました、の流れが受け入れにくかったのかもしれないなあ。
　ルルとスザクとナナリーの、あの幼い三人組の誰もが傷ついて失って、心の底から幸せにはなれなかったんだなあと思うと本当に切ない。でもルルC的に生存ネタは見たいというジレンマ（……）

　ルルは#24でC.C.へ約束をしたけれど、でもあれは「私に笑顔をくれるんだろう」に対しての約束であって、#15の「最期くらい笑って死ね」の約束ではないんだよなあ……。
　#15のルルの一方的な宣言が、ルルはC.C.の最期を看取るor最期まで共に居る、という未来を示唆するのかと期待してた部分があったんだよね。それだけにあのラストは衝撃だったし、もう御者がルルでいいだろって話にもなるよね、うん。てか書いてたら普通に御者ルルでもいいなとか思えてきた（笑）
　えーと話を戻して。
　ラストで笑顔だったC.C.を見るに、退場したにしろ生存しているにしろルルは#24の約束を守ったということであって、まずはそれが嬉しい。よくやったルル。
　で、退場していた場合は、空白の二ヶ月の間にルルは約束を守るようなことをしたんだろうから、そこは妄想のしがいがあるよねっていうか。
　その二ヶ月の間ルルの傍にいたのは、死亡したことになっているスザクとC.C.とジェレミア、あとはギアスで従えた人々（シュナイゼル含む）ってことになるのかな。ロイセシニーナ達はルルの意を汲んで（演技して）捕まっていたみたいだし。
　死亡扱いのスザクもそうだけど、C.C.がゼロレク以後も生きていこうとするなら、悪逆皇帝と一緒にいる所は見せられないわけで、まあつまりルルは二ヶ月間囲ってたに等しいんじゃねっていう……いやまあ、ルルが皇帝になった時点で既にそんな流れではあったけども（笑）
　とゆわけで、蜜月とゆーにはかなり無理がありそうだけど、ルルがC.C.のために過ごした時間はそれなりにあったんじゃないのかな、という退場説的な見解でした。

　最後にひとつだけ愚痴。

　ネリ様の「魔王は死んだ！」の言葉が切なかった。
　確かに「お前が魔女ならば、俺が魔王になればいいだけだ」の発言通り本当に実現させたのはいいけど、さっさと死んじゃったらあんま意味ないだろばかー！　永き時を生きる魔女と同じ時間を歩めよ魔王ってんならさー！　わーん！

　というわけで、空白の二ヶ月妄想を目一杯やり遂げたら生存説的ED後とかを妄想したいとおもいます（ぉ

　では改めまして、スタッフの皆々様お疲れ様でしたありがとうございましたー！