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日々是ダメ人間/雑記

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2006-05-11 俺へたれだか(以下略)

_ [ネタ文] 4.旅の終わりに(ルクティア)

さらに引き続きるくちあお題その4なんですが。

……なあ、もしかして私るくちあ向いてないのか? とかそんな心境です。でもるくたんとティアを会話させるとるくたんがごめんと謝って終了みたいな展開しか書けない俺へたれだか(黙れ)


「そういやおまえ、来年になったらあの森に帰るんだよな」  よるのみはりばんをしていたごしゅじんさまは、いきなりそんなことをいったですの。 「来年になってすぐじゃないですの、少ししてからですの」  ボクはすぐにていせいしたですの。そしたらごしゅじんさまはそういやそうだったなってわらったですの。でもすぐにわらうのをやめてとおくをみたですの。 「……ま、来年になる前にたぶん、この旅も終わっちまうだろーし」  ごしゅじんさまはボクのほうをみてくれなかったですの。まわりこんでもむだだったですの。じめんにすわったごしゅじんさまはそらをみあげてたからですの。 「やっぱさ、おまえ旅が終わったら帰っとけよ。ノエルに頼めば送ってってくれるだろうし」 「ご主人様……」  ボクはいっしょうけんめいジャンプしたですの。ごしゅじんさまのかおがみえるように。ごしゅじんさまにみてもらえるように。 「ボクは、いやで、すのっ?!」 「ぶはっ?!」  さんかいめのジャンプでしっぱいして、ボクはそのままごしゅじんさまのがんめんにとつげきしたですの。  ごしゅじんさまのかおからずりおちそうになると、ごしゅじんさまはボクをつかんでとめてくれたですの。そしてかおをまっかにしておこったですの。 「なにしやがるこのブタザル!」 「みゅううう、ごめんなさいですのー!」  ごしゅじんさまはボクをどこかになげようとふりかぶったですの。ボクはすかさずミュウアタックのときみたいにかまえたですの。  でも、しばらくして、ごしゅじんさまはボクをふつうにじめんにおいたですの。 「……ご主人様?」  ごしゅじんさまのかおはまたみえなくなったですの。 「そんなに帰るのが嫌なら、ティアに預かってもらうか?」  あいつおまえのことかわいがってるし、とか、ごしゅじんさまはぶつぶつつぶやきつづけますの。 「そういや、おまえらチーグルってユリアとなんか約束したんだろ? ティアはユリアの子孫なんだしさ、ちょうどいんじゃね?」 「ご主人様?」 「あ、でもローレライ教団のシンボルなんだっけか。じゃあアニスに預けた方がいいのか? いやそれは駄目か、あいつ金儲けか何かに使いそうな気もするし」 「ご主じ――」 「だからさ!」  きゅうにごしゅじんさまはおおきな、こわいこえでいいましたの。ボクはついだまってしまったですの。 「……おまえ、俺のかわりにティアんとこ、いてやってくれよ」  ボクはなにをいわれているかよくわかりませんでしたの。かわり、ってなんですの? 「そうしとけよ。んで、来年になったら森に連れてってもらえ」 「いやですの」  ふつうのこえにもどったごしゅじんさまに、ボクはきっぱりいいましたの。 「……んでだよ、主人の俺の命令だぞ」 「それでもいやですの。ご主人様はご主人様ですの。かわりなんかないんですの」 「……っ、んなことわかってんだよ! 俺だって好きでんなこと言ってんじゃねー!」  どなったごしゅじんさまは、ちくしょう、といいながらうつむいてしまいましたの。 「ご主人様……」  それから、ごしゅじんさまはなにもいってくれなくなりましたの。  ボクはいつもごしゅじんさまといっしょですの。だからいつもどおりにずっとそばにいましたの。

*****

 旅の終わりにあるものは、いつもと変わらない退屈でめんどくさい日常のはずだった。  でも、いざその終わりに立ち会ってみたら。
 そこには何もなかったんだ。  ただ「旅」ってだけじゃなくて、俺自身の終わりがそこにあった。

 たぶんさ、俺が消えちまったら、あのティアも一応は悲しむと思うんだ。  それと、俺は師匠を何としても止めるつもりでいる。例え、倒してでも止めなきゃならない。  でももしそうなったら、ティアは今度こそ実の兄を失うことになる。  俺のことなんか悲しんでる余裕がないくらい、ティアは悲しむことになるかもしれない。そしてそのときはもう、俺はここの世界にいないんだろう。  そりゃ、俺なんかができることなんてたかが知れてるだろうけど。  俺にはどうやっても、この先悲しむかもしれないティアを、慰めてやることができないんだ。
 だから、俺のかわりに、ティアを慰めてもらえればって、そう思っただけなんだ。俺も、おまえがいてよかったって時があったし。  まあその、ちゃんと慰められなくてもさ、それでも、一人で悲しむよりはよっぽどいいだろ?

 ……だってのにあのブタザル、俺の命令を無視しやがって。

(ごめん、ティア)
 俺は眠ってしまった小さな体を見下ろしながら、そっと詫びる。

 この先、悲しませるかもしれなくて。  それをわかってて、俺は何もできなくて。
 ほんとうに、ごめん。


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 だからこういう話は2周目をやって色々確認しながらやれと!  うう時間軸いつなんだろう。物語終盤で、決戦前夜の語らいよりは前だと思いたい。しかしこんな後半になってまでるくたんはこんな後ろ暗く生きてなかったような気が。うーんうーん。  とりあえずミュウを書いてもギャグにはならなかったけど全面的に偽にはなったとかいうオチでしたよ。  いやそれ以前にまたこれるくちあじゃなくてルクミュウなんじゃないかとかミュウが好きすぎて本当すいません。
 そして記憶のすっかり薄れているへたれな私に色々ヘルプってくれたMさん(仮名)に蝶感謝ー。  しかし最後の一つくらいはちゃんとるくちあっぽいものを書きたい所存。頑張れ私。


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