日々是ダメ人間

　今回はサブタイ通り、本来なら異世界（……という位置付けでいいのかなあ？）で戦う大空魔竜のメンバーになったダイヤが、おかん（と眼鏡君）に別れを告げる話でした。

　にしてもダイヤは真っ直ぐに熱い主人公で（こう言っては本当その、ある意味切ない気分になるのですが）非常に斬新です。
　やたらめったら後ろ暗い過去だのトラウマだの暗黒面だのを持ち合わせた、何かのきっかけでうっかり後ろ向きダッシュをかましてしまうような主人公が多い昨今、乳離れできてないのかーとからかわれた際に「子供が親の心配して何がおかしいんだ！」とかマジギレで叫べる主人公なんて滅多にお目にかかれません。
　ただその後の草尾の「キュンっと来たぜ」には、何故そこで「キュン」なのか、どっちかいうとそこは「ジーンと」とかじゃないのかと少々脚本さんのセンスに首を傾げてしまいましたのことよ。
　いや本当なんで「キュン」……。
　いい年した野郎なのに「キュン」……。
　少女漫画専用擬音だとばかり思っていたよ「キュン」……。

　で、最後に敵側の描写が入ったときにボイスチェンジャー噛ませた謎仮面が登場した時点で「よしこいつが親父！」と兄と二人で指差して認定してみました。
　ここは一つ王道に乗っ取って、お互い正体を知らぬままの親子対決とかやらかしてみて欲しいものです。
　眼鏡君がお父さんを連れて戻ってくる、と言ってたので、多分親父死亡とかはない……と思いたいけども。
　できれば鬱展開は無しの、爽やか王道熱血（そこそこ）子供向けロボットアニメ（萌えもツンデレもあるよ）で最後までいってもらいたいなあ。