日々是ダメ人間

　いやもう本当すいません私の認識がどこまでもひたすらにこの上なく甘かったことをここに謝罪致します。
　7話を見たときに「クラエジはガ○種の3作目」などとぬかしましたが、このアニメはそんなものじゃありませんでした。
　このアニメ「クラスターエッジ」は実は、ガ○種が叩きだした数々の偉業をインスパイヤした蝶ハイブリッドアニメだったのです。

　だってそうでなきゃ2クール作品でありながらたった3話前にやったばかりの総集編を10話目でもう一度やらかすなんてぶっちゃけありえない……！（ぴしゃーん）（バックにベタフラお願いします）

　……などとものすごくネタっぽく書いてみましたが、あまり事実を誇張した感じがしないのは何故だろう。
　いやあもう何て言うかその、10話目で1話の内容を詳細に解説してくれるとかいうそんな親切極まりないアニメ初めて見たよ（笑）
　しかもその解説は1話だけにとどまらず先週放送したばっかりの前回にまで及びましたからね！
　これで先週見逃したひとも安心！　つーか今回初見でも多分OK！　10話目にして新規視聴者の獲得に走るとは色々必死ですねクラエジ！（こら）

　まあそのおかげで、あの格好がやたらと貧乏くさい雑魚海賊風情のどう見ても小物な、人造兵を道具としてしか扱わない人のことを思い出しました。
　ああそういえば居たよねこんな人！　とか思いました。いや本当素で忘れてた。
　アゲートのナレによると、あの貧乏くさい雑魚（以下略）の人の影響もあって、ベリルは生徒会選挙に立候補したらしいです。ふーんへー。
　多分今回の総集編がなかったら、視聴者の99%はその事実を知らないまま最終回を迎えていた気がしないでもないとか言ったらダメですかそうですかすいません。

　それと前回アゲートをカールスの実家に向かわせたのは運命の風がそうさせたらしいです。
　なるほど何でもかんでも全てまるっとシグマのしわざなザボーガー理論というわけですね素晴らしい。
　よーしこれからアゲートがやらかす神レベルなアレソレは全て運命の風のしわざということで。つーか何かここまで来るともうどうでもよくなってきた（笑）

　さて次回はようやっと三つ子再登場っぽいですよヒャッホウ！
　早くこの投げやりな心地を三つ子で和ませていただきたい（笑）
　そしてこのアニメの良心たる三つ子をさっさと主人公にするといいとおもいます。あ、あと視点役にすると話が格段にわかりやすくなるエマ先生も（笑）

　前回ラストでまたも姿を消したアゲートはカールスの実家に行き、例によっての神レベルのラッキースケベっぷりを発揮。
　ふかふかベッドで眠りこけ、金持ちの嗜みたる「何着もある同じ服（※クラスターの制服）」の中から一つを選び紛失した制服をまんまとゲット、その後本来自分のために用意された食事には一切手をつけず客用に準備されたコース料理を食い散らかした挙句、保管されてた飛行機ちょっぱって逃げていきました（以上、今回のあらすじ）
　何気なく羅列してみたら本当にこれは主人公なのかと疑いたくなりましたが神レベルのアゲートには多分ツッコんだ方が負けという気がしてならないので流しておこうとおもいます（ぉ

　というか盗んだ戦闘機で自滅って以降のアゲートはずっと記憶が混濁したままってことでいいの？
　いやそもそも1話の時点でアゲートはカールスが作った飛行機持ってたわけで、あれはカールスの記憶を持ったアゲートが一から作ったのか、それともカールスが作ってアゲートに与えたのか。
　いやでも1話のカールスはぽかんとしてた風だったし、やっぱアゲートが独自に動いてるだけなのか。
　で、飛行機で自滅ったときに記憶喪失になって、今は（時折アゲートの記憶が掘り起こされつつ）カールスの記憶の方がどんどん思い出されてるだけなのか。
　っていやいや待て、アゲートがカールスの記憶持ったのっていつなんだ。うーむ、考えれば考えるほど混乱してきた。

　それとカールスのばあちゃんはどこまで何を知ってるんだー！（笑）
　自分とこに来たのがカールスじゃなくて神レベルで何だってできるアゲートだってことも知ってるの？　
　「カールスは父親が嫌いだったから」ってセリフはつまり、半ばカールスになりきってるアゲートが神レベルのお力で花をモリっと枯れさせてたって意味なのか。
　しかもあのタイミングでベスビアに言葉を投げるってまさか、ぜ、全部知ってるとですかばあちゃん……！！（がたがた）（笑）
　あと最後のハンカチが光ってた意味がよくわからなく。アゲートの力の残滓が消えましたって演出でいいのかな。……ダメだやっぱ考え出すとわからなくなるこのアニメ（笑）

　あとカールスの親戚筋の人らはもうちょっと本音は心のうちに隠して喋るといいとおもいます（笑）
　当人を目の前にして色々ぶっちゃけすぎですよあんたら！　ベスビアさんも流しすぎですよ！
　それともこれが上流階級のたしなみなんだろうか。そうかならば仕方ない（ぉ

　とりあえずベスビアさんの鬱積されまくった歪んだ愛っぷりにうっかり萌えそうになりました（えっ）（いやあのどうしようもない不器用さかげんがひたすらにかわいそうな子のテンプレだなあとか）（酷）
　うーむ、何とも奥が深すぎるアニメだよクラスターエッジ。いいからさっさと三つ子を再登場させ（以下略）（しつこいから）

　一週休んでようやくOPが動くようになったよ！（笑）
　そして無駄に入りまくってるSE。いやSEはいらんとです……。
　（今期だと「かりん」もそうなんだけど、曲を掻き消すほどのSEは個人的にダサいなあと思うのですがどうか）

　つーかVSベスビア以降のアゲートって記憶喪失だったんですか？！　何ですかその今明かされる知らなくてもとりあえず話の進行にまるで問題がなかった真実。
　ああ、それでいつにも増して蝶天然の不思議ちゃんになっていたというわけですか。そうかそれでクラスターE.A.に戻ろうともしてなかったのね。制服姿で肉体労働とかしちゃうのもそれなら納得。なるほど。
　でもアゲートって全て成り行き任せで自分のやりたいようにやるだけの子だから、記憶あってもなくても全く違和感ないっつーか、正直4話からこっち記憶が消えてるようにはろくすっぽ見えなかったよ。
　ああいや、それとも私の理解力が足りないだけなのか……クラスターエッジ、恐ろしい子……！（何）

　説明坊っちゃんは相変わらず独り言の帝王でしたが、今回はベリルがその余波をくらってしまったようで、色々モノローグで本心をゲロっていました。
　つーかベリル母、そんだけベリルにとって重要な存在なら声つけてあげてもいいんじゃなかろか……妙なところで経費削減せんでも（ぉ
　とりあえず慣れないサクラに必死だったジョルジュさんお疲れ様です。従者の鑑だよ（ホロリ）

　ところでクラスターの生徒会選挙、投票権持ってるのが在校生だけでなく、卒業生や近隣のおエライさんたちにまで与えられてるという意味不明なシステムでした。
　おかげで立候補者は近隣のおエライさんやセレブに媚び売って自分に投票してもらおうと必死です。
　まあつまるところ、組織票OKな挙句そもそも金銭・地位的な後ろ盾がないと勝てるわけがないっぽいんですけど。い、いいのかそんな真っ黒な選挙で……！（笑）
　ただクラスターの生徒は卒業したら自国に帰って要職につくのが普通（卒業生というだけでハクがつくらしい）だそうなので、学生のうちから世界のグログロした部分を体験させておこうとかそういうことなのかもしれないけど。
　な、何て考えられた教育方針だクラスターE.A.……！

　一人ベリルを応援しようと奮闘する説明坊っちゃん、とりあえず今回君がやらかしたことは犯罪に足先突っ込んでないかとか言ったらダメですかー……。
　つーかライバル候補者はちゃんと許可とって正式に飛行機からビラ撒いてるのに、（その飛行機が起こした風であおりくらった程度で）「もう頭に来た！」って、あんたそれ完全に八つ当たり以外の何物でもないから説明坊っちゃん……！（笑）
　そんな説明坊っちゃんが次に取った行動はといえば、そのビラ撒いてる飛行機を強奪してベリルのビラを同じく空から撒こうとすること。……あ、あんたーーー！！（がくり）
　ていうか説明坊っちゃん飛行機操縦できたのか。前々回あたりアゲートが直してる飛行機のパーツを探そうとして、まずパーツの名前がわかんないって初歩の初歩から調べ始めた人じゃなかったっけ。単に乗り回すだけはOKなのか。
　あとどうでもいいけど無駄に目が良すぎないか説明坊っちゃん（笑）
　うーむ、金持ちのやることはいつの時代もわからないよ（こら）

　最後は再び姿を消した主人公アゲートですが、今回の神っぷりは「予言（ベリルが労働者たちを救うような指導者になる→とりあえず勝率0%としか思えなかった生徒会長に就任決定）」と「大ジャンプ」と「爆発寸前の飛行機から説明坊っちゃん救出」と「水上直立＆歩行」でした。
　正直、羅列していくうちにもう本当何でもアリだな好きにしてくれとか思いましたが（ぉ、ベリルをその気（いやそっちじゃないけど）（どっちだよ）にさせてみたり、説明坊っちゃんを姫抱きしてみたりと、ようやくそっち方面に優しい展開や演出が増えてきたような気がします。

　……ち、これでベリルが実は男装のおにゃにょこだったりしたら指差して萌えてやるのに……！（きっとイカスツンデレに違いないよ！）（それもどうか）

　えっ、あの、すいません、いつからクラエジはガ○種の3作目だったんですか？（真顔）

　というわけで7話にして何事もなかったかのように総集編でした。ナレ役は我らが唯一の常識人エマ先生です。
　しかしおかげでエマ先生が半ば説明坊っちゃんみたいなアレっぽいポジションに……！（がーん）（こら）
　というかエマ先生は何でもお見通しすぎだとおもいます。
　いやま、そこはナレ役だから仕方ないんだろうけど、でもその場で見てもいなかった（と思われる）事象について随分と詳しく説明を入れてくれてたよエマ先生。ベリルとか説明坊っちゃんの心情やら背景やら何でそこまで知ってんだ（笑）
　そもそもエマ先生って何の先生なんだ。アゲートとか説明坊っちゃんとかの担任ってわけでもなさそうだけど。

　ともあれ、そんな各人の心情を追加説明してくれたエマ先生曰く、説明坊っちゃんは「アゲートと会ったことで子供っぽく怒りをぶつける以外のことを学んだようだ」とのこと。
　なるほど確かに、現実に悲観的にならずに前向きに動くようにはなったよね前回とか。その手段は手放しで褒められるようなもんじゃなかったけど（笑）
　エマ先生よければそのへんも指導してやってくれまいか……。
　いやだってこれで国に戻った説明坊っちゃんが自国を牽引する力となるとか普通に無理だろお先真っ暗だよ説明坊っちゃんの地元！（こら）

　まあ一応、2話のベリルの右手はアゲートの一声で完治してたとか、ベリルが苛ついた目をしていてその瞳の奥にはに悲しみがあって、それは母親に関わっていることかもしれないとか、ただ本編を視聴しているだけではろくすっぽ読み取れなかった色々がわかったんで、今回は決して無駄な回ってわけじゃあなかったんだと思いたいです（こら）
　ただ、その何だ。
　本編でなく総集編でキャラの背景だの内情だのを説明するのはほんとどうかと……。
　それならまだ説明坊っちゃんのモノローグが30分延々続く本編とかの方がよっぽどマシだよ！
　正直見たかないけどそんなん！（笑）
　あ、でも三つ子が無言の仕草と視線で30分説明を続ける本編なら見てもいいな！（さらに説明になってない）（何その予算浮かせ）（ていうかクロム団は本当どこまで行っちゃったんだろうな……）（かんばーっく）

　またも主人公不在の今回は説明坊っちゃんことフォンがメインの回でした。
　ようやくサブタイに名前が入ったから覚えられたよフォン。でもフォンは今後も説明坊っちゃん呼ばわりで十分だとおもいました（こら）

　いやねその、アゲートが戻ってこないけど「ぼくにできることをやるだけさ」ってその意気込みはとても前向きだし、それでアゲートが直そうとしてたエンジンの部品を探そうとするのは別にいい。
　まずは部品の名前がわからないからそこから調べなきゃとか、飛行機のことこれっぽっちも知らないでそんなこと言い出しちゃう物凄いぽじてぶしんきんもいいとしよう。
　ただそれを調べるのに入り込んだのが学園の図書室かと思ったら、実は航空学を教えてる教授の研究室でしたって、あ、あんたまさかその研究室にこそこそ入り込んでたのはつまり教授の許可なく関連資料を持ち出そうとしてたってことかい！（笑）
　だ、ダメだ説明坊っちゃんは何気に常識外れだよ！　さすがはモノローグを全て口に出してしまう説明属性……！（何）

　そんな説明坊っちゃんの快進撃はまだまだ続きますよ。
　件の部品について聞きに行った車のディーラーから、ここにはないけど閉鎖された博物館に展示されてる飛行機から持ち出せばいいとか言われて素直に従っちゃってますよ。
　おいおいそこの善良な市民っぽい人が当たり前のように犯罪教唆ってどゆことそれ！（笑）
　そして説明坊っちゃんはクラスターの制服姿のままあっさり博物館に潜入。
　当然閉まってる入り口を見た説明坊っちゃん、「やっぱりガラスを割って入るしかないか」って何だその躊躇いのない直列思考回路は！！（笑）
　まあそんで色々あって教授が軍に出頭して、説明坊っちゃんが一人で自己完結して今回は終わってしまいました。

　何ていうかその、素晴らしく天然で能天気すぎるキャラですよ説明坊っちゃん……。お金持ちの御曹司っつったってもうちょっとこう。常識をだね。
　ちょっとご両親は職員室呼ばれて来んさい！（ぉ

　で、2話以降どんどん影が薄くなってきてる気がするベリルですが、今回は同郷のOBに嵌められて学園を休学させられるわ軍に捕らえられそうになるわ貧乏くじ引きまくりです。
　ていうかあのOBのひとは名前もわからなかったんですが……本編中で名乗ってたっけ？（覚えがない）
　ベリルを嵌めたことを「ユーモア」だと何度も繰り返してるんだけど、ぶっちゃけその言語感覚は古すｇ（もがっ）

　あと、製造が中止された人造兵は裏ルートで（当然高額で）出回ってるみたいです。まあ当然っちゃ当然か。
　……しかしこのアニメのやりたいことっつーか、話の方向性が見えないなあ……。
　主役のアゲートが不思議少年で、しかもその自覚がないってのが原因なんだと思うんだけど。いや本当アゲートは次に何するか予想がつかん（笑）
　もういいから視点役はエマさんに固定しようよ（笑）　あのひと一番の常識人でわかりやすいしさあ。
　それがダメなら主役を三つ子にするといいとおもいます（それもどうか）（つーかそれはそれで話が進まねえ）