2006-11-06 必死だったりまったりだったり
_ [ネタ文] 女王(様) と 従僕(ルルC)
何を思ったか唐突にコードギアスです。#5のはだワイっぷり(C.C.はレオタードみたいなピッチリしたアンダースーツとでも言うのかどーかはわからんがまあそんなようなものをあの不思議服を着るときに身につけていたので、どうやらワイシャツ装備時にはマッパではなかったであろうと推測、よって厳密にははだワイではないようですが)について、「アレは何をどうしてああなったんだろうねえ」と某さんが話を振ってきたのでつらつら考えてたらこうなりましたみたいな。
というわけで以下、#5の行間読み。
「ルルーシュ」 「何だ」 起き上がる気配がしてから三十秒ほどが経過していた。 何を聞いてもまともな答えが返ってこないことは、あの女が寝る前の短時間で嫌というほど学習させられた。よって、俺は声もかけずに無視を決め込んでいた――無論、声をかけられれば反応するしかないのだが。情報量は圧倒的にこちらが不足している。 あの女は何も語ろうとはしないが、少なくとも、俺が知らない何かを知っているはずだ。必要な情報を引き出すまでは、あの女の自己中に付き合うしかないだろう。 ――と、奴が寝てる間に腹は括っておいた。仕方がない。俺は何があろうともブリタニアを滅ぼさねばならないのだから。 「何をしている?」 「調べものだ」 C.C.はそれ以上は何も聞いてこなかった。有難いことだ。 しかしその代わりに、面倒なことを言い出した。 「ルルーシュ。何か着るものはないのか」 「そこにかかっているだろう」 わざわざハンガーにかけておいてやった、こいつが脱ぎ捨てた服を言葉だけで示す。 「あれだとまた寝るのに脱ぐのが手間だ。もっと楽な服がいい」 もしこのとき、俺が鉛筆でも握っていようものなら、確実にへし折っていたに違いなかった。 沸点に達しそうな頭を抑えながらどう返そうかと考えていると、どうした早くしろと追撃が入る。……この女。 「俺はお前の召使になったつもりはない」 「水臭いことを言うな。わたしたちは将来を約束した関係だろう?」 また一つ学習した。こいつの性格は性悪を通り越して極悪だ。 「この部屋に女物の服はない」 「ナナリー以外にもメイドが居たじゃないか」 茶を出してもらった、なかなか美味い紅茶だったなどと自慢げに付け加える。 これで咲世子さんにも言い含めておかねばならなくなった。無論、この女をここに匿うならそれは避けて通れない事ではあるのだが、どうにも余計な手間をかけさせられた、という気がしてならない。 「今は夜中だ。よって俺以外の人間は皆就寝中だ」 だから女物の服の調達は不可能――ではないが、するつもりは一切ない――と続けようとすると、 「なんだ、そうなのか」 と、C.C.はやけにあっさりと引き下がった。 そのあっさりすぎる引き際に、とてつもなく嫌な予感を覚えた。そしてそれは二秒後に的中する。 「ならばルルーシュの服で我慢してやろう。ほら出せ」 「……」 もう反論を考えるのも面倒になった。どうした、早く寄越せと当然のようにせっつく声。嘆息する間も与えられないのか。 俺は無言で静かに立ち上がり――音を立てて怒りを示すことすら馬鹿馬鹿しく思えてきたのだ――、チェストの中から洗いさしのシャツを放ってやる。 礼の一言もなく、C.C.はさっさとそれを着込んだようだった。 ようだ、というのは奴の方を一目もせず机まで戻ったからである。見たところで怒りが復活するのがオチだ。そんな暇があるなら、もっと建設的なことをすべきだろう――例えば、大幅に前倒しになったスケジュールの微調整などを。 俺はイスを引き腰掛けなおすと、ディスプレイに表示された情報を整理にかかった。 「ルルーシュ」 「……今度は何だ」 「腹が空いた」 瞬間、キーボードに両手を叩き付けたくなる衝動にかられた。 ……これもブリタニアを潰すための障害の一つだ。こんなことぐらい乗り越えられずに、どうして世界の三分の一以上を占める帝国に立ち向かえるというのか。 そう自分に言い聞かせ、冷静な思考の保持を心がけた。 「……さっきも言ったように今は深夜だ。まともな食事は用意できない」 「構わん。食べられるのならなんだっていいさ。ああ、もちろん不味いのは論外だがな」
そうして、俺は深夜にピザの宅配を頼むなどという、今までにない奇特な体験をすることと相成ったのだ。
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別にルル×C.C.とかそういうわけではなく、単にあの行間を埋めてみたくなっただけの話。 口調がまるで掴めてない(C.C.のボキャブラリーがどこまで豊富なのかがわからんですたい)のとオチがないのは仕様です(あんた)
ということでどうだろう某さんや。<はだワイ(偽)の流れ
2006-11-12 まだまだ必死だったりまったりだったり
_ [ネタ文] ぷにぷにー(ルルC)
いや文って程の量じゃないしほんの数行なんですけど、もう一つの雑記(雑記?)の続き欄に置いてみたら無駄に重くてページが開かなかったので(……)
以下、コードギアス#6の激しくどうでもいい行間読み(蝶短文)
ルルーシュが出て行った後、何故かもう一度扉が開いた。 自動で閉まる扉の向こうに、何か小さな物影が見えた気がしたのだが――無闇に屋内をうろつくなと言われているし、何より今は届いたばかりのピザがある。 よってC.C.は物影のことを気にしないことにして、ルルーシュが放置していったケースをどかすとソファに座る。 そうして膝上に置いた箱を開けかけ、――ふと手を止めた。 (ぷにぷにー……) 二の腕だとか言っていたか。C.C.は何とはなしに己のそこを掴んでみる。 「……失礼な奴だな。まだなんともないじゃないか」 いけしゃあしゃあと「絶対に触るな」などと言ってくれた相手に毒づくと、C.C.はさっさとピザの箱を開けた。
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だってゆかなが何気にムッとした顔してたからつい。