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日々是ダメ人間/雑記

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2006-04-06 ぐぐぐががが

_ [雑記] 引き続き

昨晩から未だこう胸の中のもがもが感が収まりません。でも……俺へたれだからな。それぐらいやってもらった方がいいわけねー!!(がらしゃん)(ぜーはー)(いいから殴らs)(はいはい落ち着け)

_ [ネタ文] ゆきまつり(ルクティア)

 というわけで現実逃避気味に放置。向こうの日記はやっぱ重いので、今後はこっちに放置の予定です。今向こうに放置ってるやつは次の更新のときにサイトに移せるといいな。というか次の更新ていつなんだ私(遠い目)(あんた)

 あ、アビスです。いつだかわからんけどケテルブルクホテル滞在時。


 わあわあ、と子供たちの歓声が響いている。  雪の街の子供たちは、温暖な気候の街よりも元気がいいなと思う。寒いなら家に閉じこもって静かにしているイメージがあったのだが、生まれたときから寒いので既に気にならないらしい。となれば、雪は絶好の遊の手段となり、彼らは毎日のように雪玉を投げあったり大きい雪玉と中くらいの雪だまを積み上げただけの雪像を作ったりと、とにかく元気いっぱいに遊び倒しているのだった。  ホテルの裏手にある広場にやってきたルークは、従業員から聞いた話と目の前の光景を照らし合わせて、なるほどなあと納得し、感心した。  散歩と称して出てきたのだが、普段の格好のままだったことを少しだけ後悔した。先日闘技場でもらった真っ赤な服装はいたく派手ながらも肌の露出は少ない。でもいちいち着替えるのもめんどくせーし、とルークは両手に息を吐きかけた。ごしごしと擦って摩擦熱を発生させるが、さほど効果はない。  いつも引っ付いて回っているチーグルの仔は寒さに負けてベッドで丸くなっている。ああ見えてもさもさとした毛で覆われている彼の下僕は、抱きかかえてみると実はかなり温かかったりする。気恥ずかしさが先に立って実行したことはないが。人目があるところでは特に。 「さっみー……」  思わず声が出た。そうやって再認しなくても存分に寒いことはわかっているのだが、けれど口に出さずにはいられない。それに応えてくれる相手がいないにしても。 「本当にね」 「だよな。……え?」  同じように合わせた両手――といっても手袋越しで効果があるのかは疑問だった――に息を吹きかけながら隣に並んできたのは、自分とさほど身長の変わらない少女だった。いつもは剥き出しになっている肩には、誰かに借りたのかベージュのショールがかぶさっている。  目を瞬かせながらティア、とその透き通った発音の名を呼ぶ。視線の先、見慣れぬ布に気付いたのか、受付で貸していただいたの、と尋ねる前に説明してくれた。 「ここに何か用なのか?」 「これといってはないわね。換気しようと思って窓を開けたら、あなたがここに行くのが見えたから」  なんとなくよ、と疑問の答えを締めくくると、もう一度白い手袋の指先に息を吹き付けた。 「あったかいか? それで」 「やらないよりはね」  当人も意味のなさを自覚しているらしい。それでも実行してしまうのは、さきほどの自分が寒いと呟いたのと同じ原理なのだろう。  BGMはわああ、と騒がしい子供たちの声。  けれど二人きりになる機会は滅多にないせいで、妙に心臓がばくばくしてきていた。意識することなんかなんもねーっつの、と自身にツッコむが、それこそ意味のない所作だった。  雑念を払おうと広場を見つめる。子供たちは相も変わらず元気いっぱいで、思い思いに雪玉を投げ合いよけてぶつかって大笑いしている。  とても楽しそうだ、と思った。自分にはそんな経験はない。  バチカルに雪が振るのは稀であったし、何より彼らのような幼い時分を過ごすことなく生まれ育ったのだから当然だった。もしやれたにしても、雪玉を投げあうような相手はガイくらいしかいなかったのだし。 「やりたいの?」 「なっ、んなわけねーっつの!」 「やりたいなら言えばいいんじゃないかしら」 「だ、だからちげーって」 「ご主人様ー!」  突然割り込んできた声に対しティアと共に振り向く。  雪の中をぴょんぴょん跳ねてきた青い物体は、二人を目の前に豪快に滑ったらしかった。ぶみゅっ、と情けない声をあげて雪の中に頭から突っ込む。  そうして腹に嵌めているリングが重力と共にのしかかり、自力で起き上がれず手足をバタつかせている。  見かねたティアがそっと助け起こしてやると、ありがとうですのティアさん、と律儀に礼を述べてから自分の主に向き直った。  その表情がどうにも不機嫌極まりない理由がわからなかったが、チーグルの仔は誠心誠意、力いっぱい主を思って叫んだ。 「ご主人様、やるならボクもお手伝いするですの!」 「はぁ? やるって何をだよ」 「雪合戦ですの!」 「あら、ミュウはやったことがあるの?」 「ないですの。でもご主人様のために頑張るですの!」  なんと微笑ましくも健気な従僕の姿だろう――見た目の可愛さも相成って、ティアはいよいよミュウを抱きしめたい衝動と本格的に戦い始めた。  が、その決着が付く前に、 「い・ら・ねーっつの!」  ミュウの顔面に固められた雪玉がヒットした。ぐらりと傾いだ小さな体をティアが咄嗟に受け止める。 「みゅう〜……」 「ミュウ! 平気?! しっかりして! ……ルーク!!」  鬼のような形相でティアは犯人を振り返った。 「いきなり何をするの?! ミュウはあなたのことを思って言ってくれたのよ?」  怯んだ相手をさらに怒りを滲ませて睨みやると、一瞬だけ表情を歪ませて、その後はすぐに負けじと怒ったようなそれに変わる。 「う、うっせー! ブタザルのくせに余計なこと言うのが悪りーんだよ!」 「ルーク!」  立ち上がりかけたティアに背を向けて、ルークは一目散に走り去った。  追いかけて問い詰めて反省させて謝罪させたかったが、まずは昏倒したままのミュウが大事だと自分に言い聞かせ、くたりとしたその体をそっと抱き上げる。 「みゅ……」  時折うなされるように呟かれる声や、ぴくぴくと痙攣する仕草にうっとりしてしまいそうになるのを抑えながら、ティアは急いでホテルへと戻っていった。  ルークが戻ってきたら何と叱ってやろうかと心の隅で考えながら。

***

「ぶっ」  いきなり顔面を強打してきたものが雪の塊だと理解して、ルークは痛みを堪えながら冷たい破片を払い落とす。  そうして、自分から数メートル離れた場所で投球フォームを崩さずにいる相手へ怒鳴った。 「何すんだよガイ!」 「お、まだ余裕あるみたいだな。手加減しすぎた、なっ」 「のわっ!」  びゅっ、と耳元を掠めていく音に身の危険を感じ、さり気なく距離を取りながら叫ぶ。 「あ、あぶねーじゃねーか! なんなんだよ急に!」 「ん? ああ」  新たな雪玉を作りながら、ガイがにやりと笑って――大佐のそれとは違い、ただひたすらに爽やかなものを――みせた。 「やりたかったんだろ? 雪合戦」 「なっ」 「ティアから聞いたぞ、羨ましそうな顔で見てたって。まったく、そうならそうと早く言えば」 「ガイ!」  何やらしみじみと呟くガイを遮るように、慌ててやってきたのはティア当人である。  彼女はばつの悪そうな表情を一度だけルークに向けてから、ガイの正面へと回り込んだ。まるでルークをかばうように――少なくとも、当人にはそう感じられた。  背中を見せているティアはガイに何かを言っているようだったが、小声でやりとりしているのか、ルークの位置からではよく聞き取れなかった。  ルークは雪を踏みしめて彼女に近づいていく。 「ガイ、言わないでいいの」 「ティア、君の心遣いは素晴らしいと思うけどね。言ってやらなきゃわからないんだよ、あいつは」 「それは……」  ティアはわずかに言い淀むと、きっぱりと認める。そのときルークはティアまであと二、三歩というところまで来ていた。 「そうかもしれないけれど」  ルークは歩みを止め腰を折ると、両手を躊躇なく雪の中へと突っ込んだ。  そのまま体を起こし腕を持ち上げ、 「でも――」  逆接の接続詞を言いかけたティアの頭上で、躊躇なく両手を広げる。どざっ、と鈍い音が男二人の鼓膜を叩いた。  宙に浮かせたままの両の手のひらが冷たい。一瞬前まで雪の塊を抱えていたのだから当然だった。  頭に乗った雪の重みで下に傾いだ細い首が、ぎぎぎ、と持ち上がる。 「っひ」  ルークからすれば照れ隠しとわずかな意趣返しのつもりだったのだが、予想外に修羅を呼び起こしてしまったらしい。  緩慢でありながらしかし一片の隙もないゆらりとした動作が、視線を向けられていないガイにも本能的な恐怖を感じさせていた。 「ば、馬鹿ルーク、謝れっ」 「な、なんでだよ! だいたいティアが勝手に、その、よ、余計なことすんなっつーの!」 「……ルーク?」  うふふ、と鈴を転がしたような笑い声は、どこまでも凍てついていた。 「――言ってもわからないようなら、体で覚えてもらいましょうか?」

***

「あ、なになに雪合戦? 男二人相手なんて無茶だよティアー、加勢したげる。トクナガ行くよー!」 「私も尽力させていただきますわ、ティア。それよりガイ! ルーク一人ならばともかく、あなたがついていながら女性一人に男が二人がかりだなんて。……見損ないましたわ」 「ご、誤解だナタリア! ルークお前は謝れ!」 「い、今更謝ってどーにかなるもんじゃねーだろこれ! うおっ?!」 「あら。反応は悪くないわねルーク。でもこれはどうかしら!」 「トクナガ特製特大雪玉いっけー!」 「さあ覚悟なさい二人とも!」 「というか俺は無関係だぞ三人とも?!」 「ご主人様ー! 良かったですの雪合戦ですのー!」 「やかましいこっち来んじゃねーブタザル!」 「えっ、ミュウ! 危ないわこっちへいらっしゃい!」 「ティアさん、ボクはご主人様をお手伝いするですの゛っ?!」 「ミュウ!!」 「ばっ、だから来んなって言っただろーが!」 「みゅう〜……」 「ルーク、あなた……ミュウを盾にするだなんて……」 「は?! いや今のはこいつが勝手に飛び込んできたのが悪いだろ?!」 「ルークひっどーい」 「殿方の風上にも置けませんわね。最低ですわルーク」 「つーかおまえら人の話を聞けっつの!!」 「問答無用!!」 「ぶはっ?!」 「し、仕方ない応戦するぞルーク! だが決して変なところに当てたりするな! 確実に三倍、いや十倍以上になって返ってくるぞ!」 「うおっ、……変なところって何だよ」 「そりゃあ、……胸とか色々あるだろ。当てた瞬間もれなく変態の称号まで授かれるぞ多分」 「じ、冗談じゃねーっつの! どりゃっ」 「きゃあっ」 「わあっ、ティア大丈夫?! ちょっとルーク、どこ狙ってんの?! この変態!」 「狙ってなんかねー!! じゃあどこ投げりゃいーんだよ?!」 「諦めるなルーク、彼女たちに怪我をさせずしかし戦力を削ぐような投げ方をしろ!」 「どんな投げ方だよそれは?!」 「俺にだってわかるか!」 「だあ!!」

***

 窓の外から聞こえてくる歓声が普段と違うことに気付いて、男は休憩がてら書類を置いて窓辺に歩み寄った。 「……おやまあ」  広場では大がかりかつ一方的な雪合戦が繰り広げられていた。雪塗れの参加者は男の見知った顔ばかりである。 「子供は元気ですねぇ」  皮肉めいた言葉は、けれど男にとって十分に感銘を伴う感想だった。  ふと、窓越しに見下ろす人影に、薄れた記憶を重ねていく。  雪合戦をしようと言い出したのはもちろん親友だった。気乗りはしなかったが、しばらく外で遊ぶことを命じられた身としては、運動して体を温める以外の術がない。  その頃は一応友人だった男も交えて、この街の子供には御馴染みの運動が始まる。  ただし風邪気味だった妹は横で控えさせて。  そうして、あのしょうがない一応の友人はコントロールを誤った。コースを逸れた雪玉は妹をめがけて飛んでいき、自分と親友でそれを阻んだ。  ――そうして、二対一の大いなる一方的な闘いが幕を開けたのだ。
「……さて。一足先に行っていますかね」
 書類を片付けて部屋のキーを取った。向かうは地下一階。  やがて疲れきって冷えた体を温めに、彼らがやってくるであろう場所だ。

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 雪国堪能中のMさん(仮名)とのメールのやりとりから抜粋(というか事後承諾的に奪取)  しょうもないメールにもしっかり返信してくれるMさん(仮名)は愛も変わらず、もとい相も変わらず鬼のような萌え展開を遠方から投げ返してくれて私は逐一がんばん転がっていました(かわいそうなひと) いつも本当すまないありがとうありがとう。  最初はるくちあ一色だったはずが気が付けば何故かほかほか家族ネタになっていたのは全て私の趣味に他ならない。許せ(居丈高に)(何様)  あと途中が会話オンリーなのは私が普通に力尽きたせいだ。許せ(許せるか)

_ [雑記] 成分解析

 うっかり遭遇したのでやってみた。

実月の解析結果
 実月の95%は砂糖で出来ています
 実月の3%は濃硫酸で出来ています
 実月の2%はお菓子で出来ています

 えっ何故私が朝っぱらから当然のようにケーキをまるっとたいらげられる人種だと見抜かれて?

 たまに外で食事とかするとまずデザートを考えてから主食を決める人種で本当すいません。>友人ら


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