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日々是ダメ人間/雑記

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2009-09-28 アルポータルはお前の日記帳じゃねえんd(以下略)

_ [ゲーム] Starry☆Sky~in Autumn~ コンプリート

実は夏がまだプレイ途中なのですが、まあとりあえずメガネだけでもと思って始めたはずがこんなことに。結論から言うと秋の戦闘力ハンパねえ。キャラ萌えうんぬんの前にまず普通に(乙女)ゲームとして面白いから困る。中の人補正がない方に対しても全力でお勧めしたくなる一品です。

では以下、ネタバレなしっぽい話とネタバレ気味のキャラ雑感などを。

スタスカ春夏と比べると、スタスカ秋はだいぶ毛色の変わった作品になった気がします。公式でも提示されている苦みの強さはかなりのものです。だがそれがいい。あと内容的に色々と深くて濃いです。夏をプレイした際、春に比べてこなれてきた感じがするなーと思いましたが、秋はそこからさらにパワーアップした感があります。

個人的に感じた秋の特徴は大きく二点。一つは「より乙女ゲーらしい物語配分」。もう一つは「主人公の自発・強気化」。

春夏の攻略対象は主人公と同じ学生が三名ずつ、元々主人公と一緒にいた二名の元に最後の一人が加入することで物語が動き始める、という物語になっていました。もちろん秋でもその構成は変わっていません。ただ春夏は、まず男二人女一人のドリカム構成だったものが、野郎三名が紆余曲折や衝突を経て親交を深めることでジュディマリ構成へと進化、そこからようやく主人公との恋愛ベースの物語が開始するという流れになっており、物語の配分(量)的には「野郎の友情物語>ヒロインとの恋愛物語」となっていたように思います。春をプレイした時は、この乙女ゲーらしからぬ配分が逆に斬新で面白いなあと思ったものですが、まあそれはさておき。

では秋はどうなっているのかというと、確かに春夏と同じく三人目の遊佐が学園にやってくることから物語が始まりますが、秋のキャラクターは三名とも「教師」であり「大人」のキャラクターとして配置されていることと、一人目の石田と三人目の遊佐が既知の間柄ということもあり、物語中で三名が親交を深めるシーンはさほどありません。むしろ主人公の知らない所で勝手に(仕事仲間として)仲良くなっていった印象です。その結果、秋の物語はその八割方がヒロインとの恋愛物語となり、春夏に比べると、秋は実に乙女ゲーらしい乙女ゲーに仕上がっています。

特徴の二つ目、「主人公の自発・強気化」ですが、秋の主人公の性格は春夏と比べると明らかに違っています。先述したように秋の攻略対象キャラは「教師」であり「大人」であることから、事あるごとに主人公が「子供」であることを強調し、その理由は三者三様ながら主人公のことを「恋愛対象にはならない」とするスタンスで共通しています。そのため、彼らが築く超えられない壁を打ち崩して懐に入り込み一発(どころか何発も)ぶちかます、という偉業を成し遂げねばエンディングに辿り着くことはできません。そしてそれは、春で特に顕著だった、天然かつ超鈍感な受け身主人公では無理な話でしょう。

春(の開始時点)から約半年が経過したことになる秋の主人公は、その天然&鈍感さがかなり抑えられ、自分で考えて自分から行動を始める自発性を持った挙句、壁にぶち当たっても諦めず、臨機応変な強気さを持ち合わせた能動的なキャラへと進化しています。正直な話、自分で動いてくれる主人公の方が好みなので、個人的には大歓迎な変化でした。おまけに、性格が強気になったせいかわりと大胆な行動に出ることがあり、しかしそれを(デレた)相手から指摘された途端真っ赤になるといった天然キャラゆえのうっかり(萌え)気質を全力で発揮するなど、学園ただ一人の女子生徒で弓道部で活躍する傍ら保健係と生徒会書記を兼任する主人公のハイスペックぶりは留まるところを知らないようです。料理の腕と、スチルで頑なに顔を見せないこと以外は。

それ以外にも秋がパワーアップした点を挙げると、声つきのサブキャラが夏の倍になっていること、個別バッドエンドの実装など。バッドエンドと言ってもゲームオーバー的な鬱エンドではないのでご安心を。とはいえ、人それぞれに受け止め方があると思うので、鬱エンドにしか見えない場合もあるかもしれません。私としてはむしろ美味しくいただかせていただきましたゴチになりやしたー!という感じでしたじゅるり。

あと、秋のキャラクターは一筋縄ではいかない一癖も二癖もある野郎揃いで、プレイしていて話の先が見えなかったのも印象的でした。おかげで話に引き込まれまくったよね! いやー面白かったー。

以下はキャラ別雑感。書いてみたらさしてネタバレらしいネタバレはしてない気がするんですが(キャラの方向性ぐらい)、気にされる方は回れ右を推奨で。

並びはプレイ順。

水嶋 郁(遊佐)

 なんというかわいそうな子のテンプレ。だがそれがいい。
 もう他に言葉が見つからないぐらいそんなキャラだった。天の邪鬼だとか捻くれてるだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。
 えーととりあえず、TOSでクラトスルートの流れを知ってさらにゼロスに萌え転げたような方には大変な優良物件かと思われます。是非ともバッドエンドを見るといいよ!!(良い笑顔で)
 あ、中の人がえろいとかそのあたりはデートCDで通り過ぎた道なのでもはや何も言うまい。
 ていうか何故デートCDがあんなことになっちゃってたのかを全力で理解した。よーしいいぞもっとや(以下略)(真顔

陽日 直獅(岸尾)

 なにこの可愛い生き物。恋愛不信の壁を打ち崩された後の担任の可愛さがハンパねえ。
 当人も言っている通りまさしく中学生か!という青い春っぷり、見てるこっちが恥ずかしいわ! いいぞもっとや(以下略)
 あと中の人のテンションの上げ下げっぷりが最強すぎた。他二名がわりかし大人しいキャラゆえに、これ以上ないムードーメーカーっぷりに惚れ直す。
 酔った演技もガックリきた演技もほんと良かったなー。
 そしてあのバッドの爽やかっぷりったらねえ……! わあああん!!

星月琥太郎(石田)

 ラスボスですねわかります。
 なんちゅーかあらゆる意味でラスボスだった……設定の重さも話の流れも泣き顔差分の量もデレた後の石田の鬼っぷりも。
 不可侵領域だと思っていた主人公の部屋にあっさりと入り込んだあたり、格の違いを見せ付けられた気分だぜ。
 デレた後の石田の言動は春のおかん恋人後の最強っぷりを思わせたな……まあおかんよりも凶悪なのは間違いないけど。

 まあそして何より、石田ルートなのにメガネが色々持っていきすぎたからマジ困った。死ぬほど困った。
 いやもちろん石田にも全力で転げさせられたけどもメガネにも全力でしてやられたよねっていう。メガネー!!!!!

そんなわけでええもうメガネがね! メガネがえらいこっちゃでした!! いえ、えらいこっちゃです!(現在進行形) 予想以上にメガネがとんでもないことになっていたので色々と言いたいことはありまくるんですが、今はうまくまとめきれないので止めておきます。

総評。「Starry☆Sky」という作品においてあくまでもゲーム部分は「おまけ」という位置づけでありながらも、春夏と続くリリースの中で着実に進化を続けてきた今作は、乙女ゲーらしさを増量したと共に切なさ成分も大量に含有。しっかりとしたキャラメイクと、あくまでも王道を貫きながらも先が読みにくい展開で、多少の誤字に目を瞑ればゲームとしての出来は文句なし。キャラデザや中の人にそれほど反応しない方であっても、「教師と生徒の恋愛モノ」作品として存分にお楽しみいただけると思います。つーかほんと普通に面白いのでみんなやればいいよ! そんでスタスカ秋良かったよねえええ!! とぼくと握手!

最後に、プレイの際には修正パッチを忘れずにだ!

_ [雑記] ばたばた

夏祭り以後かなりばたばたしてたので夏祭りのお礼も言えないままになってました夏祭りでお世話になった皆々様本当にありがとうございました土下座ー!(今更)

正直スタスカ秋はここまで頑張る予定じゃなかったんだ……。スタスカ秋、マジで恐ろしい子……!(白目) もうしばらくばたばたするのが続くのでまた潜伏してるとは思いますが、まあそれでも何とかやりくりして頑張れたらいい……! そしてみんなスタスカ秋やればいいよ!(大事なことなので二度言いました)


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