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日々是ダメ人間/雑記

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2010-10-11 確かに名前はタクトで中の人は宮野なんだが最近踏み抜いたのはSRXの方のタクトです

_ [アニメ] 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

観てきました。以下、全力でネタバレるので隠しておきます。携帯等からはしれっと見えてる気がするのでご注意ください。

  • アレハレ共闘とか胸熱すぎる
  • 魔法使い卒業おめでとうございます
  • コラ沢さんがコラ沢さんでコラ沢さんだった

総評:エピローグのためだけにBD買ってもいいとおもいました(キリッ)

もうエピローグに全部持ってかれたぜ……もうほんと何ですかあの俺得エンドはばんばん!! 目覚める前のせっちゃんが見た映像といいあの締めといい、TVシリーズから劇場版のラストまでせっちゃんは歪みなさすぎだろJK。正直、マリナ様は最初の世界状況説明でチラ見せされるだけの背景ポジションだとばかり思っていたらまさかTVシリーズと同様に物語の締めに使われてるとかその発想は本気でなかった。うああああ超先生本当にありがとうありがとうありがとーうー!! 序盤でしれっとマリナ様を助けに来てただけでもよっしゃあああとか握り拳してたのに、上述の映像できたこれえええとか脳内ガッツポーズしてよしもう私満足した!! とか思ってたらアレですよ……どういうことなの……エピローグでだけぼったぼた泣けてたのは私だけでいい。

それにしてもTVシリーズでの電源役が嘘だったかのようにアレルヤっていうかハレルヤが大活躍すぎ吹いた。いいぞもっとやれ。アクロバティックにキメるハレルヤさんマジかっけえ。そしてガンダム搭乗後のアレハレ入れ替わりっぷりマジ胸熱。あとアレマリ初回発進時に「ソーマ・ピーリス」って言ってたのは、あれはソーマになってたってことでいいんだよね? 超兵はどこからいただいてもおいしすぎるから困る。

ヘタレ庶民がヘタレでなくなっていた件。不安そうなルイスたんの肩をガッと引き寄せるその甲斐性、いつの間に身に付けた……!! ルイスたんの病状はともかく、仲睦まじくやっているようで良かったー。二人の手(にある指輪)が強調されたカットが多かったのが印象的だったなあ。

魔法使いさんが魔法使いを卒業されたようです。魔法使いさんマジおめでとう。捨てられないように頑張れとか思ったりなどしていない。あとあの場で卒業したとしたらどこのエロゲだなんて思ったりなどしていない。俺、魔法使いさんが魔法を使えなくなっても、あの目線移動とゴクリっぷりは忘れたりしないよ……!

結婚したにも関わらず劇場版でもキッスさせてもらえないコラ沢さんの安定感マジパネェ。さすがに今回の出撃シーンとかどんだけ死亡フラグなんだと思ったけど、例によってせっちゃんで助かったあたり、ここも(締めに使われるマリナ様と同じく)歴史は繰り返す流れなんだなあ。感動した。

しかしフェルトたんが切ないな……。TVシリーズではロックオンズ、劇場版ではせっちゃんとどうしてこうなった……。フェルトたんにももうちょい救いをプリーズ。あとすいませんティエリアとミレイナ間に公式で矢印が発生していることを初めて知りました土下座。えっなにそれ個人的にものすごく普通においしいんですけどいいぞもっとやれ。それこそミレイナたんはヴェーダに嫁げばいいとおもいます。

ハムの影の薄さに見終わってあれこれ話をしてから気付いたりするなど。いや、ハム初登場とWJ展開よろしくピンチに駆けつけたあたりはきたー!って盛り上がってたんだけど、終始あまりにも真面目でまともなキャラ過ぎて印象が薄かっただなんてそんなそんな。最後はうわああああって思ったけど、でも普通に格好良く終わりすぎだよハム……(ホロリ) あと小熊についてもTVシリーズからの因縁にしっかりケリつけていくとか、お前いい散り方すぎだろおおお……逆シャアを思い出しつつ合掌。

せっちゃんは見た目からして完全人外になってしまったものの、そこへ再会したマリナ様の目が見えなくなっているというのも、あーもーこんちくしょうやってくれるというか。実際あの姿を目にしたとしてもマリナ様は笑って涙を流してくれたとは思うしせっちゃんもそれはわかってた気がする、けどもせっちゃん的に自分の変わり果てた姿を見たマリナ様が少しでも胸を痛めるような可能性が減った感じで良かったんでねえのーとか、すいません刹マリスキーの妄言でした土下座。TVシリーズを見終わって、刹マリの形は「ほとんど会うこともないけど想い(目指すもの)は通じ合ってる」というだけでほんといいよねーと思ってたので、あのエピローグはほんと悶え転げたなんですかこれええええ。単なる理想型が理想郷レベルにパワーアップして劇場のでっかいスクリーンでやってくれたよ!! いやほんと夢のようだった(笑) マジありがとう超先生……!! マリナ様はマリナ様で強く生きたし、そのマリナ様に(あなたも間違ってないと)認められたせっちゃんはほんと良かったなあ……! しあわせのせっちゃんに益々の幸あれ。

というわけで、全裸空間マリナ様は拝めなかったけど(まだ言うか)、ふっつーに面白かった劇場アニメでした。まあ確かに最初は「これパニックムービーになってないか?」と思ったものの後半はもう気にならなくなってたし、上映時間は2時間の長丁場にも関わらず飽きがこなかったし、画面は鬼のように動きまくりだし、TVシリーズその後のキャラが活躍したりケリやオチがついていたりと「目立った抜け」がなかった感が大きいし、まあ何よりエピローグが俺得すぎて素で泣けた。本当いい完結篇だったー。スタッフの皆々様本当にお疲れ様でしたありがとうございました!

で、BD/DVDの発売日いつですか裸足正座待機(エピローグを全力リピートする気満々で)

_ [ネタ文] legit sharing(ロアルカ)

神々からチラッチラッされたのでファイルを掘り起こしたら発掘した。ED後ロアルカ。


 まだ小さかった頃は二人一緒に寝るのもわりと当たり前のことで、だがそんな合法的同衾がまかり通っていた主な理由は部屋がなかったからとか寒い時期に布団が足りなかったからといったわりと切羽詰った生活観から来るものであったりした。  「主な」としたからには主立っていない理由もそれなりに存在していて、そちらは基本的にルカがそうしたかったからという超個人的欲求に基づいていたりもした。  まあつまり何が言いたいかというと、幼い頃から一定期間継続されていた合法的同衾という事象は、自ら一緒に寝て欲しいと申し出たり願ったり土下座したりした結果成立したものではない、ということである。  とはいえ、同衾が嬉しくなかったかと言われれば、それなりに嬉しかったと答える他ない。  布団に潜って寝付けずにいるうちに亡くなった両親を思い出し、ちょっとした不安にかられた事は一度や二度ではない。そんな夜、すぐそばの温もりがどれほど有難かったことか(やがて、その寝顔に涙の痕を見つけてしまった時にはひどく衝撃を受けたものだが、まあそれは別の話だ)  だから嬉しかったことは否定しない。  ……しないのだが、では大歓迎していたかと言われるとそれは全力で首を振らざるを得ない。  何故なら、就寝中のルカには抱きつき癖があるのだ。  その強力さたるや、大人がされたのならともかく同年代の子供には自力で振りほどけない程で、ひどいときには腕やら体やらにうっすらと赤い締め痕が残ったりするレベル。その上当人は全くの無自覚なのだから恐ろしい。  進言してもそんなことするわけないじゃない、と冗談扱いされ、さらに追及すればぷんすか怒り出してしまうのは明白(というか一度やった)なので、強く問い詰めることもなくただされるがまま夜な夜な体をぎしぎし締め上げられていたのが俺の少年時代の一幕であったりする。  他にも――これは本当に小さい頃だけだが――何故かやたらと薄着で寝ようとしたこともあった。単純に暑かったのか、寝る時に服があるのが煩わしかったのかはわからないが。  何事もなかったかのように下着オンリー(ぼかしてはみたがまあつまりパンツ一丁だ)になられたときには、こんなところを見られたりしたらよくわからないけどマズい、と焦燥に駆られ慌てて服をひっ被せたな。  いいから着るんだ!と当時にしては強引なことを言ったら、なんでー?とかきょとんと首を傾げられる始末。なんでってそれはこっちのセリフだったけどな。そういえば「腹を冷やすと痛くなる」という知識を仕入れたのもこの頃だったか。  さすがにこの凶行は一年としないうちにルカが自主的に止めてくれた。  やがてそれぞれ別の部屋で寝るようになってからは、暑いときなどは上だけ脱いで寝ていたりもしたのだが、そんなときに限ってやってきたルカからはここぞとばかりにお腹冷やしちゃったらどうするの! とお姉さんぶられたものだ。  ルカと違って布団を蹴飛ばしたりしないから大丈夫だ――などとはもちろん反論することはなく、渋々素直に着ておいたが。  そう、ルカは事あるごとに自分が姉で年上なのだということを強調していた。  今考えればそれは、妹を探すと決めた姉が、かろうじて保持したかった矜持だったのかもしれない。
 ――ときに何故そんなことを言い出したかというと、先ほどまで見ていたはずのおぼろげな夢がまさにそんな感じの記憶の追随的内容であったうえ、寝ている人間が被っている布団にもぞもぞ潜り込もうとしている不審者にさすがに目が覚めて名前を呼んだらびくっとなっておそるおそる顔を上げたかと思えばごめんね起こしちゃってなどとしょんぼり言われてしまいむしろこっちが悪い事をした気分になってみたりしたから、なんだが。
「一体どうしたんだ?」 「そ、そのぅ……」  ルカの言葉はそこから続かない。ので、辛抱強く待つことにする。  そのうち、もじもじと俯かせていた顔がちらりとこちらを見たので、迷っている間にかけておいた眼鏡越しに、目だけでうん、と先を促してやった。 「その、やっぱり、一緒がいいなーって……」  やっぱり、というのは、就寝前にどこで寝るかを協議したときのことだ。  明日も早いし別々の部屋で寝ようという結論に至って――というかルカが一方的に迷ってでもやっぱりダメー! と宣言して今に至るわけだが。 「なんだ。それなら普通に起こせばいいのに」 「で、でもほら、クロア気持ちよさそうに眠ってたし……」  確かに夢の中ではチョークスリーパーをキメられていて天国への階段を登りかけていたから、ある意味昇天状態だったのかもしれないが。 「ほら」  軽く後退して一人分の場所をあけてやり、毛布をめくったシーツの上をぽんぽんと叩いた。 「……うん。じゃあ、お邪魔しまーす」  ルカがそろそろとベッドに乗り上げようとする。安全性を考えて手元の明かりをつけてやると、 「……っ!」  目を見開いたルカがぴしりと動きを止めた。 「ルカ?」 「あ、えっと……その、なんで裸、……なのかなーって」  直視するのが恥ずかしいのか(というか今更のような気もするんだが)、軽く俯いたルカはちらちらとこちらを横目で窺っている。 「ああ、最近はずっとこれで寝てたから。ココナがいたときはちゃんと着てたんだけどな」  ミント区に居た頃(もちろん一人で寝るようになってからだ)や隊舎暮らしをしていた時はこれが当たり前だった。  ココナと暮らすようになってからそれをやったら悲鳴をあげられたので、仕方なく寝間着を着るようになったのだが。 「そ、そうなんだ……あの、何か着て欲しいんだけど……」 「何でだ?」 「な、なんでって」 「ルカだって小さい頃はこんな格好で寝ようとしたじゃないか」 「ええ!? し、知らないそんなの!」  覚えていないんだろうか。まあ小さかったしな……って自分の方がさらに小さかったような気がしないでもないが、まあそれだけ幼いながらも衝撃だった、ということにしておこう。 「そ、それに、見てるだけで寒いじゃない」 「寒いなら人肌の方が温まると思うんだが」 「な、なにゆってっ……!?」  ルカ は こんらん している!  そんなルカをもう少しだけからかっておこうかと(夢見のせいで少々悪ノリしているのは認める)僅かに身を乗り出したところで、 「……っくしゅ!」  目の前、とまではいかないものの、ルカの顔と近い距離でくしゃみをしてしまった。とっさに顔を覆えたのは行幸だった。  悪い、ととりあえず謝ろうとして、ルカの目の色――というか顔つきが変わっていることに気付く。 「あーもうそんな格好してるからだよっ?」  さっきまでの引き腰のたじろぎっぷりはどこへやら、お姉さんぶりを取り戻したルカは腰に両手をあててお説教モードに入っていた。 「ほら肩がこんなに冷えちゃってるしっ」  一度は降りたベッドに自ら乗り上げて、こちらの肩に触れたかと思うと強めにさすり始める。  やがてそこが摩擦熱を帯びてくるとルカの手は毛布を掴み、 「毛布かぶって毛布!」  引き寄せたそれをこちらに被せながら横になるよう指示してくる――何故か、彼女自身を巻き込む形で。  そのまま素直に従うと、一緒に横になったルカはこちらの体を毛布が覆ったことを確認して、もぞもぞと位置を調整した後、これでよし! とばかりに満足そうな笑みを浮かべた。 「……」 「……」  とりあえず、 「……――あれ?」  間の抜けた声は聞こえない振りをすることにして、 「おやすみ、ルカ」  軽く引き寄せて温もりを胸元に閉じ込めてから、耳元にそっと囁いておいた。


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 いつだったか色々けしからん萌えを叫んだ人がいたので勝手に文字に起こしてみたら全力で萎えたっていつものパターンでしたよ本当すまんかった土下座。


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