2007-12-19 まさか春先までロアルカ言い続けるの確定ですかこれ
_ [ネタ文] mother is worrywart(ロアルカ)
な、なんだってー! 某所のルカたんの抱きつき癖とクロアの反応についての新解釈、なんという目から鱗。その発想はなかったわ。
というわけで勝手にこうですか?わかりません!的な何か。幼少時代ロアルカ、かもしれないもの。
朝だ、と思ったのは室内が明るいからだった。 窓のある方から淡い光を感じるので、今日も晴れたな、と続けて思う。 次にクロアが思ったのは、さて今は具体的に何時ぐらいなのだろう、ということだった。 といっても、この部屋に時計がないわけではない。壁掛けのものが一つあり、カチコチ、という耳障りでない程度の音は彼の頭の方から聞こえていた。 つまり彼は、起き上がって振り返るだけで時間を確認できる位置にいる。 だが今の彼にはどうしても、たったそれだけの動作を取ることができなかった。 (……今日はまだマシな方だな) 最初はすわ金縛りかと思い、背中に嫌な汗をかいたりしたものだった。まあ気付いた後に別な意味で嫌な汗をかいたりもしたが、今となっては慣れっこになってしまいどうとも思わない。 いや、微塵も思わないといったら嘘になる気はするが、思ったところでどうにもならないと結論付けて無視を決め込むことにしていた。 「……んむ」 不思議な言語らしきものを発したそれが、もぞりと動く。幸い体に巻きついた腕が首に移動するということはなかったので、反射的に体を強張らせていた彼は静かに息を吐きながら力を抜いた。 (まだ起きそうにないな) いつもならそろそろ目を覚ます――そして自分も自由になれる――頃なのに。 昨日は何かとはしゃいでいたから疲れていたのかもしれない。次からは、昼間はしゃぎすぎた時にはもっと早くに寝させるようにしよう、とクロアは心に決めた。 だがそれで現状が変わるわけではない。 そろそろ起きなければならないが、声をかけたぐらいではルカが起きないことはよくわかっている。揺さぶるのも同様だ。というか、ほぼ体ががっちり固められているようなものなので揺すること自体が無理だった。 なので頬をぺちぺち叩くといった方法もかなり厳しい。一応、今日は動かす気になれば右手が動かせそうだが、彼女の頬には到底届きそうになかった。 ――ところで、彼女はちゃんと自分の部屋を持っている。 二階にあるその部屋は彼女の母親との共用の寝室でもあるため、居候でかつ性別が男であるクロアはほとんど入ったことがない。 そしてもちろん、彼が身動きできずにいるここは彼女の部屋ではない。一階の片隅にある、居候の彼へ有難くも割り当てられた物置兼用の一室だ。 では何故彼女が自室ではなくこんなところでクロアと雑魚寝などしているかといえば、クロアが寂しくないように一緒に寝てあげる!、という彼女なりの優しさの賜だった。 もちろんその裏に何か別な意図もあるだろうことは、まだ少年という年齢のクロアにも薄々勘付くことはできていた。 だが彼はあえて気付かないふりをする道を選び――何故なら、自分ではどうにもならないことを知っていたから――、こうして毎朝固められ続ける日々を送っている。 (そろそろ起きないとまずいよな) ダメもとで、ルカ、と何度か声をかけてみる。やはり呼びかけではダメなようだ。 となると、後は実力行使しかない。 クロアは唯一まともに動かせそうな右手にぐっと力をこめて、絡み付いている腕からの脱出を試みた。 その、同年代の少女とは思えないぐらい強い力に、俺はもっと強くならなきゃいけないと心中で決意を新たにしたりしつつ――持ち上がったクロアの右手が、強く抱きついている相手を押し返すべく、その身体に手を伸ばした。 瞬間。 「ルカ、いつまで寝てるの、起きなさ――」 前触れもなく開いた扉から覗いた瞳と、全神経を右手に集中させていたクロアの目が、ばっちりとかち合った。 室内の時間が止まったのは、一秒もなかったはずだ。 気が付けば開いたはずの扉は何事もなかったかのように閉まり、中空の、ひどく中途半端な位置で止まったままのクロアの手が、のろのろと動き出す。 どうにか彼女を引き剥がして脱出に成功したクロアは、あの瞬間の自分は端から見たら一体どんな風に映るだろうかと、そっと頭を抱えたのだった。
数日後、二階の部屋は名実共に彼女専用の部屋となり、彼女の母親は一階に布団を敷いて寝泊まりするようになった。 それがまるで、二階に行くために必ず通らなければならない場所を陣取ったように思えたのは、きっと気のせいに違いない。
また、以降クロアは、彼女の母親を名前にさん付けで呼ぶようになったとか、ならないとか。
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とか、あくまでもギャグで。
4歳の頃からルカと一緒に住んでるクロアが、ルカの部屋にほとんど入ったことないって何だそりゃ?って思ってたわけですよ。 実は幼少ルカたんはそんなにクロアに心開いてなかったのか? とか、単におマセさんで部屋の中を異性に見せたくなかっただけ? とか考えたもののどーもしっくりいかんかったとです(そして「だからさっさとロアルカ幼少設定を出せと」の流れへ……) でも昨日から幼少ロアルカをぐるっとしてたらふと、(クロアが来てからの)あの部屋はルカとレイシャさんの親子の寝室だとしたらそりゃ入りにくかろうと思った次第。 んでそのうちに例の不和が広がり始めて、だんだん一緒に寝るのも微妙になってきたルカたんが駆け込み寺にしたのがクロアの部屋だったらいいなあとか大いに夢を見てみた! だからわりと物心ついてから枕を並べてさんざん抱き疲れ(あえて例の誤字)まくってたらいい!
……とかいう、そこそこロアルカ寄りな妄想だったはずが、気が付いたらわりとクロアがないがしろにされる流れになってたのは何故だろう。 ED後のレイカちゃんは心配症だと思ってるけどレイシャさんも心配症だといいとおもいます(えー) うんクロアは北野君ポジションで。ただED後だと典子ポジションのルカとの清い交際ができないのが難点ですね何故ってムッツリだから(真顔)
とか仕事がイイカンジに修羅ってて現実逃避的についカッとなって(以下略) だがさすがに反省した……すみませんごめんなさいもうしないよう善処します。