2007-12-26 いっそ全おにゃにょこ(IPD含む)に囲まれる空気犬ハーレムの図ぐらい用意したっていいと思うんだ(それもどうか)
_ [ネタ文] 無題 ほんのちょいつづき(ロアルカ)
何やら焦らしプレイとか人聞きの悪いことを言われてたらしいのでついカッとなってやった。反省も後悔もしていない。たぶん。
触れた手をゆるく掴んで、ルカ、と名前を囁く。それだけで意図は伝わったようで、強くしがみつかれていた腕から力が抜けていった。 制限が解かれた身体をゆっくり反転させると、泣きそうだがまだ泣いてはいない、まだ不安をはりつけたままの表情がこちらを見上げてきた。 何も言わず両腕を広げてみせると、ルカは一度確認するような視線を送ってくる。それに頷き返してようやく、とてとてと歩み寄ったルカに再び抱きつかれた。 柔らかな肢体を腕の中に閉じ込める。その温度と預けられた重みが心地良い。 しばらくその感触を味わってから、少し赤くなっている耳元でそっと囁いた。 「さっきのは冗談だ。ごめん」 返事の代わりにか、背中で交差しているルカの腕がすぼまった。 「もう言わない。俺も、自分の服に嫉妬するとか情けないことしたくないしな」 「……クロアのばか」 「ごめん」 「クロアの意地悪」 それは八割方ルカのせいでもあるんだけどな、とは言わないでおく。 ルカは擦り寄るようにして少し身動ぎしたあと、再び腕から力を抜いた。こちらも拘束をゆるめる。顔を上げたルカの表情は、ちょっと照れ臭そうに笑っていた。 「ねえクロア。その……次に忙しいときがあったりしたら、借りたりしても、いいかなー、……なんて」 「で、俺は一人寂しく過ごせと?」 「もう、違うよ。クロアが忙しくて疲れてるときとか、無理にお話させるのも悪いなって思って」 「俺は休むより、ルカと話す方が元気が出るんだけどな」 「そ、それは私だってそうだけど……でも、ちゃんと休まなきゃだめだよ。クロアに何かあったら、クローシェ様にだって迷惑かかっちゃうし」 職務の話と、何よりクローシェ様の名前を出されるとこちらも弱い。善処するよ、と大人しく引き下がった。 「まあ、その話はその時が来たらってことで――」 今はもっと差し迫った直近のことについて話をするべきだろう。 「とりあえず今日は、俺で我慢してくれると嬉しいんだが」 告げて、きょとん、としているルカを覗き込む。一瞬遅れて言われたことを理解したらしい彼女は、まず頬を一気に染めて、それから僅かに目を逸らしてから――嬉しさと照れ隠しがごっちゃになった笑みを見せてくれた。 「もうっ」 こちらの服を軽く掴まれる。 「……私、クロアじゃなきゃやだって言ったよ?」 拗ねたように言う様が途方もなく愛おしくて、半ば強引に引き寄せる。するとルカは慌てたように腕を突っ張って、二人の間に隙間を作った。 まだ何かあるのか、と目だけで問う。 「あの、明日は……」 即座に明日の予定を検索して、ああ、と納得する。 「わかった。……善処するよ」 何が、といちいち言わずとも知れた間柄だ。ただ、ぼそりと付け加えた回答がお気に召さなかったらしく、ルカが上目遣いで睨んでくる――うん、可愛い以外にどう思えばいいのかわからないな。 「善処じゃなくて、そうしてくれないと困るの!」 「わかってる」 額同士をぶつけそうな距離で、ルカの瞳を見つめた。ひとまず誠意は伝わったようで、 「うんっ」 ルカは満面の笑みを返してくれる。 正直、そんな嬉しそうに言われても複雑なところなのだが。
まあとりあえず、今日はまだ一度もしていないキスから始めることにしよう。
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あそこで強引に切ったのはこれ以上続けたらここに置けるどころではなくなりそうだったからで、も――――—う!! バカ――――っ!! それぐらい察してよ――ぅ!!
……すいません予想以上にキモかった(私が) ちょっとデモンジェルたんにでも貫かれてくる。