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日々是ダメ人間/雑記

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2008-01-20 そうか今そのへん書いてる最中ですか<大陸創造理論

_ [アニメ] 今週の00(#15)

  • 嫌味金髪の死亡フラグ成立が早すぎた件
  • 阿部君の すごい 抱擁願望
  • なんぼ信用のおける相手とはいえ目の前でまた名前呟いたりしないそこ

総評:コーラサワー始まりすぎ

序盤でルイスたんのあのワガママは正直萎えるなーとか思ってたけど、もはやそんなこたどーでもよくなってしまった主にコーラサワーのおかげで! とりあえず大佐攻めコーラサワー受け本(男性向け仕様)フラグが立ったのは把握した。正直ちょっと楽しみだ(やかましい) それにしても雑魚・ザ・雑魚の称号を恣にするみんな大好きコーラサワーが勝ち組に見えてくるから困る。そして久々の名前欄祭りをやってたら中の人がチモ@遙か3だと判明して更なる衝撃を受けた。ちょっ……!(笑)

ところでハレソー本(男性向け仕様)とかそろそろ出てもいい頃だと思うのだがどうか(黙れ)

_ [ネタ文] Open wide.(ロアルカ)

もうそろそろ私は何か事あるごとに全てロアルカで変換しなおしてみようとするのを止めた方がいいと思えてきた(遅すぎる気付き) というわけでED後ロアルカ。


 ラクシャクでのミニライブを終え取り急ぎ駆けつけたせいで、あがりかけた息を整えながら、目的の部屋のドアを見つめる。  そうしたところで中の様子などわかるはずもないのだが、――もし眠っているなら起こすわけにはいかないから――なるべく大きな音を立てないようにしようと決め、ノックしようと固めた手の握り具合を調整した。  小さく深呼吸をして、ある一定の間隔をもって、その扉を叩く。 「……」  返事はない。物音などの反応もない。  そっと握ったドアノブはあっけなく回った。まあさすがに、あんな状態――と言っても聞きかじっただけなのだが――で鍵をかけて閉じこもっているわけにもいかないだろう。  おじゃましまーす、と心の中で告げながら、部屋の中へと滑り込み、音をたてないよう慎重に扉を閉じた。  相変わらずの簡素なインテリアのみで構成された室内。そろそろと進んでいった先のベッドで、それも灯りをつけたまま眠っているのは、もちろんこの部屋の主だ。  顔を覗き込もうとすると、ぴくり、と閉じられた瞼が動いた。 「……ルカ?」 「うん。ごめんね、起こしちゃった」 「いや……少しうとうとしていただけで」 「って、クロア」  起き上がろうとするのを、やんわりと制した。その拍子に、額に乗っていたタオルがシーツに落ちる。  濡れたそれを拾い上げてみると微妙に生暖かい。  タオルを脇に置いてから、片手をクロアの額、もう片方を自分のそれにあててみる。 「んー……あまり熱はない、のかな」 「ああ。昼間に比べたらだいぶ楽になった」 「ならよかった」  とりあえずタオルを絞り直そうと腰を上げたところで、コンコンと扉が叩かれる。 「いいよ、私が出る」  また起きあがりかねないクロアにそう言って、折りたたんだタオルのまだ冷たい側を額に乗せてあげてから、はーいと返事をしつつドアへ戻った。  そっと開けた扉の向こうには、見たことのある女官さんが立っていた。後ろには食器を乗せたカートが控えている。 「ルカ様!」  こちらを見るなり、驚いたように小さく叫んだその人は、はっと口を手で押さえている。あまり気にしないで、と笑顔を向けた。 (そうだ、確かクローシェ様付きの人じゃなかったかな) 「クロア殿にお食事をお持ちしたのですが……」 「あ、じゃあ……もしよかったら、後は私がやっておきますけど」 「はい、ではお願いいたします」  女官さんからカートを受け取って、ありがとうございますとお礼を告げて見送ってから、扉を閉める。 「クロア、食事が来たけど……食べれそう?」  ああ、と返事があって、クロアは自分で体を起こし始めた。カートをベッドの近くまで押していって、そこに乗っていた小さなお鍋の蓋を取ってみる。  予想通りにお粥だった。本当は自分が作ってあげたかったけれど、作る間もなく先に出されてしまっては仕方がない。  鍋から小皿に取り分けて、スプーンを添える。それを手に持って振り返ると、半身を起こしたクロアの、いつもより少し覇気のない瞳と目が合った。  小さく笑ってみせるとクロアも僅かに口元を緩めてくれたが、「元気」というには程遠いようだ。本調子になるまで、もう少し休養を取ってもらわねばならないだろう。  この部屋には来客用のイスというものが存在していないので、少し行儀が悪い気もしたけれど、枕に近いベッドの端へそっと腰を下ろした。  改めて間近で見てみると、――普段している眼鏡がないせいだろうか――クロアは少しやつれたような気もする。血色は悪くないようだけど、それは単に熱があるせいだろう。 (……まだ辛そうだし……これくらいしても、いいよね?)  膝の上に乗せた小皿の中身をくるくるかき回しながら自分への言い訳を終えて、スプーンに一口分のお粥をすくった。 「えっと、それじゃクロア」  スプーンをこぼさないように持ち上げて、クロアへと向ける。 「はい、あーん」  いざ発音してみると予想以上の気恥ずかしさが込み上げたが、それが顔に出ないよう必死で気付かなかったことにした。  だって、ここで照れ笑いなど浮かべようものなら、看病にかこつけて遊んでいるような印象を与えかねない。  クロアがもう少し回復しているならともかく――いくら恋人同士とはいえ、自分が辛いときに遊び半分で看病されるのはどうかと思うのだ。 「……」  クロアはぼんやりとこちらの手元を見つめてから、何も言わず、ただ当たり前のようにぱくりとスプーンを口に含んだ。  スプーンを咥えたクロアがほんの僅か目を閉じる。 (……う)  離れていくときにそっと開かれた、レンズを介さない瞳と目が合って、出来る限りさり気なくそれを逸らした。  空になったスプーンを小皿に突っ込んで、そこそこ冷めてきたであろう粥をぐるぐるとかき回す。 (な、……なに今の、目、とかっ……!)  性別的にあってはならない、いやあって悪いとは言わないけれど普通備わってなくてもいいと思うような――そこはかとない色気みたいな何か。それにまともに当てられてしまっていた。  おかげで、この行為が「恥ずかしいもの」という認識が完全に根付いてしまった。もう誤魔化せない。次にスプーンを差し出す時には確実に、恥ずかしさに耐えきれず照れ笑いを浮かべてしまう。  それどころか、スプーンを引っ込めてやっぱりダメー!などと叫んでしまうかもしれない。それは拒否行動だ。看病をしようとしに来たくせに自ら行為を拒否したりするなど、恋人として、いや人として最低すぎる。 (はっ、そ――そうだ、クロアちゃんと食べられたんだし、後はクロアに自分で食べてもらえばいいんじゃ……!) 「ね、ねえクロ――」  妙案を切り出そうとして、動きが止まる。  どことなく物欲しそうなようにも思える瞳が、微妙に焦点のあってない感じで、こちらを見つめていた。 「……っ、あ、え、……う」
 ぐるぐるとかき回され続ける粥がクロアの口に全て収まるまでには、もう少し時間がかかりそうだった。


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 「あーん」させて照れながらも渋々従う姿を楽しむのは基本的にムッツリの方だと思ったので、あえて配置を逆にしてみたテスト。  クロアは本編中だったらそこそこ躊躇はしてくれそうではあるけど、ED後であればわりと何の疑問もなく普通に「あーん」に従うとおもいます。
 あ、クロアは風邪じゃなくて過労とかでバッタリ的な何かだと思ってみる。  風邪だったらクロア当人もうつるからって強引に部屋から追い出すだろうし、まあそれ以前にレイカちゃんが何か手を打ってるよきっと(笑)


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