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日々是ダメ人間/雑記

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2008-10-17 だから何故そこでクロアコスチューム着せ替えがないのかと(真顔)

_ [ゲーム] ヴェスペリアクリア

プレイ時間64時間のレベル64でクリアでした。中盤までは必死にサブイベントとか拾ってたんですが後半はわりと放り投げて、ラスダンの宝箱も半ばスルーしてこんな感じです。温泉もいつもの孤島も訪れてないので、2周目始める前にまずその辺を回収しとかないとだなあ。

クリアした勢いで箇条書きしようと思ったんですが、箇条書きするほどツッコミどころがありませんでした。もちろんそれはツッコむ気力も湧かないほどつまらないという意味ではなく、文字通り(ネタ的な)ツッコミどころが存在しなかったという意味で。だからTOVが面白かったかと聞かれたら面白かったと答えるし、話はどうだったと聞かれたら、これまでのテイルズシリーズと比べて対象年齢層高めに作ってあるのは本当だったよと答える感じです。

主人公ユーリは未成熟なキャラクターではなく既に(ある程度)成長しきっているキャラクターなので、彼のやること(=プレイヤーが進む道)には基本的にブレがありません。一応悩んだりする場面もありますが、それは「この先どうするか」を悩むのではなくて「この先はこうするしかないがそれでいいのか」と選択する覚悟が出来たかどうかの確認作業に近いです。ユーリは決して寡黙キャラではないのですが、空気読みスキルは完璧にマスターしているために、あまり口うるさくしません。言うべきところは言うけれど、必要でなければ静観しています。その上で己の主張はしっかりとしているので、ユーリがいなくても成り立つ話、にはなっていません。

まあ何が言いたいかというと、ユーリは大変よく訓練された空気主人公だと思いました(えー)

あと、これまでのテイルズシリーズと比べると恋愛ネタがかなり少ないですね。あったとしても家族愛とか仲間愛とか忠義心とか、そんな時代もありました的な何かとか。どれも「愛」や「恋」には発展していないか、発展してもほぼ実りそうにない、というレベルにとどまっているのが鬼だなあ(笑) ユーリとエステルにしても、相手のことは(人として)好きだろうけどそれが恋や愛なのかと聞かれると微妙だなーというか。あと先述した通りユーリは必要な時には饒舌になるけどそうでない時にはあまりべらべら喋らないので、正直ユーリの心情はつかみ所がない印象。ああいや、彼が掲げる信念や目的に関してはかなりわかりやすいんだけど、それ以外の心情推移とかあまり見えてこない。むしろそこはスタッフさんが残しておいてくれた想像の余地と見るべきですかねえ。

これはライターさんの違いってだけなんだろうけど、アビスは主人公視点で物語が綴られていたのに対し、ヴェスペリアは神(第三者)視点で語られてたなあ、という印象です。まあ元々実弥島さんの書くものは主人公に感情移入できたら神だけどできなかったら見てらんない、ってタイプの文章だよなあとか思ってるんですがーって話が関係ない方向に飛んだよ。

……と、ここまでわりと真面目くさって打ち込んでみたらいくつかツッコミどころを思い出したので以下に箇条書き。もちろん隠す。

  • つまるところ魔導器はエクスフィアっぽいものなんですねわかります、とか思ってたらおっさんはどんだけゼロっさんなら気が済むのかと。
    • 戦闘時セリフからして何というゼロっさんポジション、とか思ってたらあの展開ですよ、ちくしょうわりと色々琴線は刺激されるんだけど踏み込んだら底無し沼なのは目に見えてるから近寄りたくない!(笑) ゼロっさんよりも長生きしてるせいかわりと救いが見当たらない自分の立ち位置を達観してる風だしなあ。そしてあの心臓を見てどこぞの不死人を思い出したりして正直すまんかった。
  • ユーリがよく訓練されたムッツリであることはミョルゾに到着したあたりで把握した
  • ユーリとラピードで森を抜けて行こうとして仲間についていくと言われたシーンでの鳥海が鬼だった(泣きそうなのを抑え込もうとする風な吐息の震わせっぷりすげえ)
  • 抱きつかれてから終始ワキワキしっぱなしの両手に(うっかり抱きしめ返そうものなら姫さんがさらに強くぎゅうしてきて痛いだろうからワキワキするしかなかったのだろうと思っていても)指差して爆笑した
  • 新井里美は頑張りすぎだろJK

一番好きなキャラは誰かと聞かれたらたぶんおっさん。でも基本的に皆一様に好きで特出してはいないんだよなあ。まあとりあえず、プレイ前はどう見てもボリルシ@TWです。本当に(以下略)……という認識は大いに払拭されました、ということでひとつ(ぉ


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